子供が遊ぶおもちゃはどんなおもちゃでも、購入前にはケガや誤飲の可能性を調べておきたいですよね。
しかも、マグビルドは誤飲事故が多いとされるマグネットブロックの一つですし・・・
この記事では、マグビルドによる事故の可能性について解説しています。
マグビルドも対象?マグネットおもちゃの販売禁止が閣議決定
2023年5月、マグネットおもちゃに関するこんなニュースが発表されました。
強力な磁力をもつおもちゃ「マグネットセット」を子供が誤飲する事故が相次いでいることを受けて、政府は16日、子供が誤飲するおそれのある小さなもので、磁力の強いものを消費者向けに製造・販売することを禁止するよう、政令を閣議決定した。今後、経済産業省が省令で基準を定め、6月19日から禁止となる。
【朝日新聞デジタル】「マグネットおもちゃ 事故多発で6月19日から製造・販売禁止へ

えっ・・・?
マグネットおもちゃなんて家にいっぱいある
と一瞬ドキッとした親御さんは、多いんじゃないでしょうか?
かく言う私も、、、
我が家ではマグビルドを購入していたので、マグビルドが販売禁止の対象になっていないか、すぐに調べてしまいました。
ただ、記事をしっかり読めば分かることだったんですが、販売禁止の対象となったマグネットおもちゃは「マグネットセット」と呼ばれる、磁力の強い磁石がむき出しになったおもちゃでした。


確かに、これは事故が起こりそう・・・
実際、誤飲事故は2017~2022年に少なくとも11件あったそうで、被害者の年齢は0~7歳の子供。
複数の磁石を飲み込み、それぞれが胃と小腸など異なる場所にとどまった結果、消化管を挟んでくっつくことで臓器に穴が開いてしまったんだとか。



こ、怖すぎる…
マグビルドに誤飲事故の危険性はある?


今回マグビルドは規制の対象にはなっていないので、少し安心はしたものの、
「磁石を飲み込んで胃に穴が開いた」
なんて聞かされたら、マグビルドで同じような事故が起こる可能性はないの?と、やっぱり心配になってしまいますよね。
ただ実際に遊んでいて感じるのは、
マグビルドで磁石誤飲の事故が起こる可能性はかなり低い
ということです。
また個人的な感想以外にも、下記のような理由でマグビルドの事故の危険性の低さを証明することもできます。
・マグビルドの磁石は外に露出していない
・マグビルドは磁力がそこまで強くない
・マグビルドは第3者機関による安全性評価が高い
詳しく解説していきます。
マグビルドの磁石は外に露出していない
今回販売が禁止となった「マグネットセット」は磁石が露出しているおもちゃでしたが、
マグビルドの磁石は、合成樹脂製のパネルで覆われています。


もしマグビルドの磁石を取り出そうとするなら、パネルを壊すしかないんですが、合成樹脂というのはとても固い素材なので、子供の力ではパネルの中から磁石を取り出すことは不可能です。
つまり、、、
マグビルドの磁石を誤飲する可能性は限りなくゼロに近いと言えます。
またマグビルドのパネル自体を誤飲してしまう可能性についてですが、一番小さいパネルでも縦7.5cm×横3.5cm程の大きさがあるので、パネルを誤飲してしまう可能性はありません。


マグビルドは磁力がそこまで強くない
可能性は限りなくゼロに近いですが、万が一マグビルドの磁石を誤飲してしまったとしても、今回販売が禁止となった「マグネットセット」のように、胃や小腸に穴を開けてしまうということは起きないと思います。
なぜなら、、、
マグビルドの磁石は磁力がそれほど強くないからです。
遊んだことのある人なら分かると思いますが、マグビルドの磁力は、



もうちょっと強くてもいいのに・・・
と思ってしまうような磁力です^^;(2歳児がぶつかると、崩れるぐらいの強さ)
万が一でも誤飲してしまった時に、内蔵を傷つけてしまわないような仕様になっているんだと思います。
マグビルドは第3者機関による安全性評価が高い
これは一番安心できる情報だと思いますが、マグビルドは第3者機関による安全性評価の高いおもちゃです。
マグビルドを販売しているキットウェルの公式HPを確認すると、下記のような機関の安全性評価基準に合格しているんだとか。


・食品衛生法 合格
・米国玩具安全基準(ASTM) 合格
・欧州玩具安全指令(EN71) 合格
またパネルに使用されている素材も、東レ(TORAY)の最高品質のプラスティック原料(ABS)なので、安心して遊ばせる事ができます。


マグビルドで安全に遊べるのは何歳から?


確かに、マグビルドで磁石の誤飲事故が起こる可能性は、かなり低いです。
じゃあマグビルドは全く事故の危険性がないおもちゃなのかというと、そうではないと思っています。
特に小さいお子さん(1歳以下)が遊ぶ場合は、次の2つには気を付けて欲しいです。
【マグビルドで起こる可能性のある事故】
・尖ったパーツがささる
・スロープセットのボールを誤飲する
マグビルドのパネルは強度を確保するため、合成樹脂という固い材質で作られています。
まだ歩くのに慣れていない赤ちゃんが、パネルを持ったまま転んでしまったら、固いパネルが赤ちゃんに刺さってしまうリスクがあります。
またスロープセットに付いてくるボールですが、すっぽり赤ちゃんの口に入ってしまう大きさなのが気になります。
よく、
乳幼児はトイレットペーパーの芯(39㎜)を通る大きさのものなら、口の中に入れてしまい飲み込む危険性があります
と言われますが、マグビルドのボールは通ってしまうんですよね・・・^^;
この大きさだからこそ、スロープの中をボールがスムーズに転がり面白いんですが、お子さんがまだなんでも口に入れてしまうというご家庭は、絶対にお子さんから目を離さないようにしてください。
マグビルドでより安全に遊ぶための対策は?
マグビルドは事故が起きる心配が少ないおもちゃですが、より万全を期すためにも、以下のような対策をするといいと思います。
・3歳以下の子供が遊ぶ時は側で見守る
・破損がないか定期的にチェックする
3歳以下の子供が遊ぶ時は側で見守る


対象年齢が3歳以上と指定されているマグビルドですが、公式ホームページでは1歳から遊べると書かれています。
色がカラフルで色々な形があるマグビルドは子どもの興味をひきやすいです。


磁石なので、組み立ては小さな子でも簡単で、早い時期から図形に興味をもち、数学的センスも鍛えられます。
ですがさっきもお伝えしたように、1歳頃のお子さんには固いパネルが刺さるなどの危険もありますし、ボール転がし用についてくるボールは誤飲の可能性もあります。
なので、対象年齢よりも下のお子さんが遊ぶ時は、必ず大人が側について遊ぶようにしてあげてください。
破損がないか定期的にチェックする
もしマグビルドで、磁石の誤飲事故が起きるとしたら、パネルの破損があってからです。
なので、遊ぶ前や遊んだ後などこまめにパネルをチェックしてあげることで、事故の可能性はさらに低くなると思います。


まとめ
マグネットおもちゃが販売禁止
というニュースを見た時は一瞬ドキッとしましたが、販売禁止になったおもちゃの中に、マグビルドは入っていません。
またこんなニュースを見たからこそ、マグビルドの安全性について改めて調べてみましたが、親が側について遊んでいる限り、誤飲やケガといった事故が起きる可能性は極めて低いと分かりました。
ただし注意点は、
・対象年齢以下(3歳以下)の子供が遊ぶ時は側で見守る
・マグビルドに破損がないか、定期的にチェックする
これだけ守っていれば安心して遊ばせることができます!
マグビルドを初めて買う方はベーシックセットが断然おすすめ
ボール転がしで遊びたい人はスロープセット・スローププラスがおすすめ
色の知育に力を入れたい人はカラーズがおすすめ
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